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RPAツール8選の比較!自社に合わせた選び方のポイントを解説

  • 「RPAツールを導入したいが数多くあるツールの中からどれを選べばよいか分からない」
  • 「RPAツールを決める際の基準を知った上で、比較をしたい」

このように、どのRPAツールを導入するかで悩まれていませんか?一口にRPAツールといっても、リーズナブルなものから高価格帯のものまで数多くあり、選択が難しいですよね。

自社に適したRPAツールを選ぶには、タイプの違いや自社の業務との親和性を考慮する必要があります。

そこで本記事では、RPAツールを比較しながら、選び方のポイントも紹介します。 自社に適したRPAツールを検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。

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 1. RPAツールを選ぶ時に比較するポイントは?

RPAにおける自動化レベルの種類とは

RPAツールを選ぶ際に、何を比較すればよいか分からずに悩んでいる方は多いのではないでしょうか。世の中には数多くのRPAツールがあり、どのツールも魅力的に見えますが、比較するポイントを知っていれば自社に適したツールを絞りやすくなります。

ここでは、RPAツールを選ぶ際に比較するポイントとして5つの違いをご紹介します。

  1. 価格
  2. タイプ
  3. 操作性
  4. サポート体制
  5. 機能の充実度

それぞれ詳しくみていきましょう。

RPAツールを比較したときに、もっとも違いがわかりやすいポイントは価格です。ホームページ上で価格を掲載しているRPAツールも多いため、「自社の予算内か」「他社に比べて安いか高いか」といった違いをチェックしましょう。

 1-1. 価格

ほとんどのソフトでは、1ライセンスあたり「月額 or 年額」費用の形で価格が掲載されています。RPAツールを比較する際に必ずチェックしたい点が、ライセンスに含まれる機能です。

たとえば、開発機能のあるライセンスと、開発機能がなく実行機能しかないライセンスを分けているRPAツールも少なくありません。両者の操作感や価格は大きく異なるため、1ライセンスにどこまでの機能が含まれているかを把握した上でRPAツールを比較しましょう。

ほかにも、大規模な導入で使用するロボットの管理機能や、導入サポートがオプションに含まれる場合もあります。ひと目見た時の価格だけを基準にRPAツールを比較するのではなく、自社で必要なライセンス数や機能などを考慮したトータル価格で違いを見極めましょう。

 1-2. タイプ

RPAツールにはいくつかのタイプがあり、導入する企業や部署の規模によって適したソフトが異なります。

たとえば、部署単位で導入する場合はデスクトップ型RPAツールが適しています。デスクトップ型とは、パソコン1台に1つのRPAツールをインストールして利用するソフトです。

インストールしたパソコンでのみ稼働するため、自動化の対象はそのパソコン内でできる業務に限られます。RPAツールの中でも比較的安価に導入できるため、小規模なRPA化をお求めのシーンに最適です。

ただし、「大量のデータ処理に向いていない」「パソコン1台1台でRPAツールを個別管理する必要がある」などデメリットもあります。

複数の部署にまたがって導入する場合は、サーバー型RPAツールが適しています。サーバー型とは、サーバーにRPAツールをインストールして利用するソフトで、サーバーにつながっている複数のパソコンで動かせる仕組みです。

ほかのRPAツールと比較すると、「大量のデータを扱える」「複数のパソコンにわたって管理がしやすい」といった点がメリットです。

一方で、価格が比較的高価な傾向にあり、サーバーの導入コストや管理コストもかかるため、大規模なRPAツールの運用以外では費用対効果が得られない場合もあります。

最後に、クラウド型と呼ばれるRPAツールもあります。クラウド型RPAツールは、提供元企業が管理するサーバーから、インターネットを通じてソフトを利用する仕組みです。

インターネットに通じる環境さえあればすぐにRPAツールを導入できるほか、導入・運用コストも抑えられます。ただし、Webブラウザ上で行う業務に限定されるなど、自動化できる業務の範囲は狭まる傾向にあります。

ほかのRPAツールと比較すると、自動化したい業務の多くがWebブラウザ上で完結するならクラウド型が選択肢に挙がると言えるでしょう

 1-3. 操作性

RPAツールを比較検討して導入しても、従業員や担当者が使いこなせなければ意味がありません。価格や機能の充実度だけで決めるのではなく、操作性の事前確認をおすすめします。

RPAツールの操作性で重要なポイントが、シナリオ作成のしやすさです。RPAツールで業務を自動化するには、作業手順を作成してロボットに指示する必要があります。その作成した作業手順は”シナリオ”と呼ばれます。

言い換えれば、シナリオの作りやすさはRPAツールの使いやすさに直結するため、各RPAツールでどのようにシナリオを作るのかをよく見ておきましょう。

一昔前とは異なり、現在普及しているRPAツールの多くはプログラミングが不要で、専門知識のない人でも使いやすくなっています。ただし、各RPAツールによって操作性や画面デザインに特色があるため、人によって合う合わないといった違いがあるかもしれません。

ホームページやパンフレットを見るだけでは実際の操作性を掴みにくいため、できるだけ無料トライアルなどを利用して現場の担当者に使用感を把握してもらうことがベストです。

 1-4. サポート体制

RPAツールを比較する上で、サポート体制の充実さは重要なポイントです。RPAツールを導入した企業のなかには「導入したけれど設定方法が分からずに使いこなせない」「突然動かなくなって業務が止まってしまった」といった事例で悩むケースが見かけられます。

そのようなトラブルが発生したときも、サポート体制が充実しているRPAツールならスピーディな問題解決が可能です。

サポート体制は各RPAツールで特徴が出やすいため、どのようなサポートが受けられるのか、費用発生の有無などを把握しておくとよいでしょう。参考として、サポート内容の例をご紹介します。

  • 自動化する業務の選定
  • 初期設定の支援・代行
  • 開発の支援・代行
  • 開発スキルのトレーニング講座
  • 書面や動画のマニュアル
  • 電話・メール・チャットでの問い合わせ対応

 1-5. 機能の充実度

最後の比較ポイントは、RPAツールが持つ機能の充実度です。「機能が多ければ多いほどよい」と考えがちですが、ソフトを選定する際は自社の求める機能が揃っているかを基準に考えましょう。

自社の用途に不釣り合いなほど高機能なRPAツールを導入してもうまく活かせなかったり、余計なコストがかかってしまったりします。

機能の充実度を測る際は、自社の属する業界での導入実績や、自動化したい業務の事例を見ることが重要です。RPAツールの導入実績や事例が多ければ、それだけ多くの顧客から選ばれているため、自社内に導入から運用までのノウハウを培っている可能性が高くなります。

また、同業他社の導入事例をチェックすれば、自社の求める機能がそのRPAツールに揃っているかを客観的に判断できます。

なお、RPAツールには特化型と呼ばれるソフトがあります。人事や経理といった特定の業務を自動化するために専用で開発されたRPAツールで、自社で自動化したい業務とマッチすれば細かい設定をせずに済むメリットがあります。

コールセンター業務のRPA化に特化したソフトなど、特徴的なRPAツールも存在しているため、各ツールのメリットを押さえておきましょう。

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 2. RPAツール8選の比較!

ここからは8つのRPAツールを比較していきます。上述した比較ポイントも踏まえつつ紹介をするので、参考になれば幸いです。

最初に各RPAツールの特徴を簡単に表した比較表をご紹介します。詳しい情報は各ツールの項目で解説しますので、あわせてご参考にしてください。

ツール名価格主要なタイプ機能サポートおすすめの方は?
BizRobo!サーバー大手企業・大規模に導入
WinActorデスクトップ大手企業・サポートを重視
UiPathデスクトップ/サーバー/クラウド大手企業〜中小企業・機能を重視
Blue Prismサーバー管理機能やセキュリティ機能を重視
batton要問い合わせデスクトップ機能とサポートを重視
Robotic Crowdクラウドブラウザでの業務が中心・気軽に試したい
RoboTANGOデスクトップ価格を重視・気軽に試したい
RaBitデスクトップ価格とサポートを重視

 2-1. BizRobo!(ビズロボ)

https://rpa-technologies.com/
「BizRobo!(ビズロボ)」は日本国内でのシェア率が高く、2,200社以上で導入されているRPAツールです。デスクトップ型の「BizRobo! mini」、サーバー型の「BizRoBo!Lite」「BizRobo! Basic」、 クラウド型の「BizRobo! DX Cloud」といったラインナップの中から、企業規模や自動化したい業務の種類に合わせて選択できます。

シナリオ作成にプログラミングの知識は不要で、汎用的なRPAツールのため幅広い業界・業務での実績があります。個別のサポート内容はやや控えめですが、チュートリアル動画が充実しているため、設定手順に頭を悩ませる心配は少ないでしょう。

大手企業などエンタープライズでの大規模導入に適しており、サーバー型の「BizRoBo!Lite」「BizRobo! Basic」が主力製品です。「BizRoBo!Lite」の参考価格は120万〜180万円/年です。

 2-2. WinActor(ウィンアクター)

https://winactor.com/
NTTグループが開発した純国産RPAツールとして有名で、大手企業を中心に日本国内で高いシェアを持ちます。Windows端末で操作可能なあらゆるアプリケーションに対応しており、WordやExcelといったOffice製品、各種ERP、ワークフローシステム、個別システムなどで利用可能です。

シナリオはドラッグ&ドロップのみで作成でき、利用頻度の高い操作を自動化するライブラリが多数提供されています。100名以上のオペレーターからメール等でのサポートを受けられるほか、オプションで業務整理やシナリオ作成の支援サービスも利用可能です。

RPAツールはデスクトップ型でパソコン1台からでも導入できます。開発機能のあるフル機能版の参考価格は約90万円/年です。

 2-3. UiPath(ユーアイパス)

https://www.uipath.com/ja/
各種ユーザーレビューサイトで高い評価を受けている世界的に有名なRPAツールで、最近では日本での導入実績も増えています。シンプルで見やすいシナリオ作成画面で、ドラッグ&ドロップによる直感的な操作が可能です。

開発ツール、実行ツール、管理ツールを組み合わせて利用するため、小規模な導入から大規模な導入まで幅広く対応できます。また、パソコンやサーバーにインストールするタイプとクラウドタイプを自社の希望に合わせて選べる点も特徴です。

個別のサポート内容はやや控えめですが、オンライン学習サービスが充実しているほか、Web検索や書籍で運用に役立つ情報が多数見つかります。

開発ツールと実行ツールの組み合わせでの1ライセンスでの参考価格は、50万〜80万円/年程度です。企業規模を問わず導入しやすいRPAツールだといえます。

 2-4. Blue Prism(ブルー・プリズム)

https://www.blueprism.com/japan/
高度な管理機能と堅牢性が特徴のRPAツールです。ロボットを集中管理できるため、運用方針にマッチしないも修正できるなど高度な管理機能を持ちます。また、権限管理や暗号化といったセキュリティ機能も充実しているため、厳しい情報セキュリティが求められる業務に適しています。

手堅いセキュリティや優れた管理機能などの特徴から、金融業界や医療業界のような機密性を重視する業界や政府機関、地方自治体での導入実績が豊富です。1ライセンスの参考価格は138万円/年で、一般的なサポート内容がそろっています。

 2-5. batton(バトン)

https://lp.batton.cloud/
AIによる学習機能とシェア機能が特徴のRPAツールです。1台のパソコンで学んだ作業を他のパソコンに共有できるため、継続的に利便性がアップする特徴を持ちます。類似業務を行う他社の事例をもとに、自動化の初期設定をある程度共有できるため、導入のしやすさもメリットの1つです。

設定画面自体はスマートフォンアプリのような分かりやすいデザインで、誰でも簡単に扱えます。サポートも充実しており、導入時から運用開始まで専門のコンサルティングチームによるサポートを受けられます。価格は非公開のため、問い合わせが必要です。

 2-6. Robotic Crowd(ロボティック・クラウド)

https://www.roboticcrowd.com/
クラウド型のRPAツールでインストールの手間や導入コストがなく、すぐにシステムを稼働できます。ブラウザとインターネット環境さえあればどこでも使えるソフトのため、テレワークなどの多様な働き方を実現するのに適しています。

操作画面はグラフィカルで分かりやすく、直感的に操作しながらシナリオを作成可能です。また、チャットサポートが標準で付いており、平均5分の素早い対応が受けられます。 製品版の参考価格は120万円/年ですが、機能を絞った無料版も利用できるため、RPAツールを比較するために試してみたい方におすすめです。

 2-7. RoboTANGO(ロボタンゴ)

https://robotango.biz/
1つのライセンスを複数のPCで使えるフローティングライセンスが標準搭載されたRPAツールです。同時利用はできないものの、離れた拠点・部署でも1ライセンスで業務のRPA化ができます。

システム面では、画面上の操作をそのまま録画するだけで簡単にシナリオが作れる録画機能が特徴です。ITに詳しくない人でも、普段の作業をそのまま録画するだけで業務を自動化できます。

また、オプションの導入支援パッケージを活用すれば、ヒアリングやシナリオ作成、レクチャーなど細かいサポートを受けられるのもメリットです。

利用料金は60万円/年ですが、最低契約期間が1ヶ月になっているため気軽に試したり、繁忙期にのみ利用したりと柔軟な使い方ができます。

 2-8. RaBit(ラビット)

https://rabit.radix.ad.jp/
最後に紹介するのは、弊社が提供するRPAツール「RaBit(ラビット)」です。入力・転記・ソフト操作・データ取得・書類作成・精算処理・整合性チェック・情報収集といったさまざまなパソコン業務を自動化できる汎用的なRPAツールです。

充実のサポート体制が特徴であり、150名以上のプロオペレーターによるサポートが標準で付いています。導入時には、業務フローをヒアリングして設定のカスタマイズまで行った状態で納品するため、お客様に合わせたオーダーメイドのRPAツールをご利用いただけます。

また初期費用は6万円から、利用料金は12万円/年からと業界内を比較しても最安値クラスでRPAツールを提供。充実のサポート体制とリーズナブルな価格設定のため、ITに詳しくない中小企業の方でも気軽に導入していただけます。

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 3. まとめ

RPAとその他自動化ツールとの違い​

ここまで、RPAツールを選ぶ際に比較するポイントと、8つのツールの比較をご紹介しました。本記事で紹介した内容を元にしつつ、気になったRPAツールを比較していただければ幸いです。

とはいえ、ホームページやカタログに掲載されている情報だけでは、自社に合ったRPAツールを選びきれない場合もあります。不明点があれば問い合わせをしたり、無料トライアルで実際の操作性を確かめたりして、導入後に後悔のないようRPAツールをお選びください。

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