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RPAでスクレイピングを効率化!収集した情報の活用法も解説

業務の効率化には、単純な業務を自動化してコストや時間の節約が重要です。
しかし、情報収集などの面では、適切な情報をWeb上から抽出し、加工・分析する必要があります。そこで活用したいのがスクレイピングです。

スクレイピングを活用すれば、ビジネスに必要な情報収集が効率よく行え、経費削減や生産性向上を実現する企業も続出しています。

この記事では、RPAによるスクレイピングに興味のある方へ向けて、特徴やメリット・デメリットを解説します。
スクレイピングを活用するときのポイントについても解説しますので、あわせてご参照ください。

 1.RPAとスクレイピングの違いとは?

1.RPAとスクレイピングの違いとは?

スクレイピングツールと比較されるシステムとしてRPAツールがあります。
どちらも作業を効率化するツールですが、厳密には異なるシステムのため、混同しないようにご注意ください。

ここでは、RPAとスクレイピングの違いについてご紹介します。

 1-1.RPAとは定型業務を自動化する仕組み

RPAとは、定型業務を自動化するツールです。
スクレイピングと同じくWeb上のデータ収集も自動化が可能ですが、RPAはより広い定型業務も自動化できます。

RPAで自動化できる定型業務とは、作業手順が決まっていてその都度判断が求められない作業です。
具体的には、「伝票入力の自動化」「仕入れ先マスターデータの管理プロセスの自動化」「入金データの登録を自動化」など、思考を伴わない単純な繰り返し作業が該当します。

基本的に、RPAツールはスクレイピングよりも広範な業務を自動化できるツールです。

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 1-2.スクレイピングとはWeb上の情報を収集すること

スクレイピングとは、Webサイトから任意の情報を抽出、整形、解析する技術です。
Web上に存在するHTMLなどWebサイトのソースコードから情報を収集します。

スクレイピングを活用すれば、事業に関連するマーケット情報を常にチェックでき、市場動向や顧客のニーズを把握するマーケティング作業も自動化できます。

このようなWeb上の情報収集も、RPAを使った自動化が可能です。
スクレイピングに特化したRPAツールなら、情報収集の作業を効率化できるため、Webマーケティングにかかる手間を大幅に削減できます。

 1-3.APIとスクレイピングの違い

APIは、「アプリケーション・プログラミング・インターフェース(Application programming interface)」の略です。
アプリケーションやソフトウェア、Webサービスの間をつなぐ役割を果たしています。

APIが公開されているアプリケーションやソフトウェアなら、外部のプログラムからその機能を利用できます。
APIをもとに情報収集ができるため、ゼロからプログラミングをする必要はありません。

ただし、APIから得られるデータはサービス提供者の許可のもと提供されています。
つまり、APIに含まれる情報は提供者に依存しているため、場合によっては人の手でWebサイトをチェックした方が得られる情報量が多い事例も。

その点、スクレイピングならWebサイト上のデータをほとんど収集できるため、APIと比べて膨大なデータを活用しやすくなるメリットがあります。

ココがポイント


RPAはAPIの利用に比べて情報収集の自由度が高いが、APIでしか得られない情報もある

 1-4.クローリングとスクレイピングの違い

クローリングとは、クローラーやスパイダーと呼ばれるプログラムを使って、Web上の情報を収集する行為です。
スクレイピング同様、プログラムが自動で情報や機能を取得します。

スクレイピングとの違いは、収集する情報の質です。
クローリングはリンクを辿ってWebサイトを巡回し、情報を自動的に検索エンジンのデータベース上に追加しますが、特定の情報だけを抽出することはありません。

一方で、スクレイピングなら収集する情報を指定できるため、特定の情報収集にも役立ちます。
クローリングでは重要でない情報も収集してしまいますが、スクレイピングは特定の重要な要素のみを抽出できる点が違いです。

 2.RPAツールでスクレイピングをするメリット

2.RPAツールでスクレイピングをするメリット

RPAツールを使えば、定型業務などをシステムにより自動化できます。
加えて、RPAならスクレイピングを実行するのも可能です。

ここでは、RPAツールでスクレイピングをするメリットについて解説します。

 2-1.幅広いデータを経営業務に役立てられる

RPAツールでスクレイピング機能を実行すれば、競合他社がWeb上で公開しているデータやECサイト上の商品価格などをマーケティングに活用できます。

人の手でも情報収集は行えますが、RPAツールなら24時間365日、プログラム通りにデータ収集が可能です。
事前にWebデータの自動収集設定を行なっておけば、スクレイピングで情報収集できます。

また、RPAツールなら大量の情報短時間で収集できます。
手作業で行っていたことを完全にRPAに任せられるため、人件費や時間節約にも繋がります。

RPA化によって幅広いデータをスクレイピングできるため、経営戦略に役立つ情報を見落とさずに把握できるのもメリットです。
市場動向を押さえれば、顧客ニーズを逃す心配も減らせます。

効率化を進めて空いた時間を生み出し、経営戦略や商品開発などのより生産的な業務に取り組めます。

 2-2.ミスなく正確なデータを取得できる

RPAツールは一度設定した手順をミスなく正確に繰り返すため、スクレイピングなら人為的なミスが起きる心配もありません。

たとえば、手作業で情報収集する場合、人が介在するとヒューマンエラーが発生してしまう可能性があります。
ミスを訂正するために、ダブルチェック・トリプルチェックといった手間が増えるのも事実です。

手作業の情報収集をRPAでスクレイピングすれば、そのようなチェック作業も不要です。
正確なデータを取得・収集・集計ができるため、大幅な時間短縮や人員の削減に繋がります。

また、情報元のWebサイトで更新や変更を感知する、即座にデータに反映させられるのもRPAでスクレイピングをするメリットのひとつです。
マーケティングなどに大切な情報を常に最新に保てるため、企業戦略や立案のシーンでトラブルを抑えやすくなります。

ココがポイント


RPAなら、人の手で情報を収集するよりも正確性を担保できる

 3.RPAツールでスクレイピングをするデメリット

3.RPAツールでスクレイピングをするデメリット

RPAを使ったスクレイピングは市場調査やマーケット分析などに使える機能ですが、デメリットもあります。
過去には法律に抵触した事例もあるため、RPA化の前にしっかりと注意点を押さえるのが大切です。

ここでは、RPAツールでスクレイピングをするデメリットについてご紹介します。

 3-1.利用規約や法律に違反するリスクがある

RPAを使ったスクレイピングは、WebサイトなどのHTMLの構造を分析して情報を収集します。
この際、情報提供元に許可をとっているわけではない点に注意が必要です。

Webサイトの中にはスクレイピングできる範囲を限定もしくは禁止している場合があります。
そのようなサイトに対してスクレイピングを行った場合、大きなトラブルに発展する事例もあるため、利用するWebサイトの規約をしっかり確認する必要があります。

過去には、図書館のWebサイトをスクレイピングした男性が逮捕される事例がありました。
スクレイピングは、スクレイピング対象のサーバーに過剰な負荷をかけるため、Webサイトが閲覧しづらくなる影響も考えられます。

このようなサーバー負荷が業務妨害に該当すると判断されると、事件に発展してしまう可能性もあるため注意が必要です。

 3-2.対象サイトによっては情報が取得できない

スクレイピングはWebサイトのHTMLなどのサイト構造を分析します。
したがって、HTML構造に変更が加わったり、サイトにログインが必要だったりすると情報を取得できません。

HTMLの構造に変更があった場合は、スクレイピングのプログラムも書き換えなければならず、スクレイピング対象のサイトごとにプログラムの設定を変更する必要性もあります。

また、スクレイピングはデータ抽出や加工を行うため、サーバーへの負荷は避けられません。
したがって、頻繁に特定のサイトをスクレイピングしているとアクセス情報を拒否されてしまう可能性があります。

アクセス拒否されてしまうとデータ収集を行えなくなるため注意が必要です。

 4.スクレイピングで集めた情報を活用する際のポイント

4.スクレイピングで集めた情報を活用する際のポイント

スクレイピングは便利な機能ですが、RPA化によって情報を自動収集しても必要なデータを集めなければ効果が薄いのも事実です。

ここでは、スクレイピングで集めた情報を活用する際のポイントについてご紹介します。

 4-1.スクレイピングを行う目的を明確にする

はじめに、何のためにスクレイピングを行うか目的の明確化が重要です。

たとえば、提供するサービスの適正価格を知りたい場合、競合他社の類似サービスを調査して価格の平均値を割り出す必要があります。
平均値などを算出し、価格決定に活かす使用例が一般的です。

また、営業先の新規開拓が目的なら、目当ての企業をスクレイピングするだけでは意味がありません。
すでに競合他社のサービスを利用している企業も抽出し、どのような部分で差をつけられているのか、複数のデータをもとに比較検討するのも大切です。

スクレイピングを活用すれば、複数のデータを抽出する作業が容易になります。
とはいえ、明確な目的がなければ無意味なデータが集まってしまうためご注意ください。

 4-2.収集したデータを加工して形式を整える

収集したデータから必要な情報を取り出すには、データを使いやすい形に加工する作業が必要です。
たとえば、商品の価格比較を行う場合、各ECサイトから抽出したデータのうち、商品名と価格だけを取り出してリスト化する作業が該当します。

営業先の開拓を行う場合、対象会社の概要ページから、連絡先や企業名だけを抽出する手法もあります。
そのようなデータも、Excelなどを通して見やすく加工して形式を整えると業務効率化に繋がる事例も。

Excelのフィルター機能などを使って、適宜データの絞り込みやソートをするのが大切です。
セルを選択してから、メニューバーの [データ] → [フィルター] をクリックするだけで効率化に繋がります。

また、Pythonなどのプログラム言語でも同様の加工ができます。プログラム言語で指示を出す必要がありますが、Excel以上に膨大なデータから必要部分を抽出するのに長けているため活用を検討するのもポイントです。

ココがポイント


RPAは使い方次第で、情報収集や情報加工も自動化できる

 4-3.RPAツールで情報の収集・加工を自動化する

RPAツールなら、スクレイピングによる情報収集から加工までシステムにより自動化できます。
定型業務を自動化できるRPAツールなら、幅広い業務の自動化が可能です。

とはいえ、既存サービスを利用する場合はスクレイピング機能に対応したRPAツールを選ぶ必要があります。
自社開発ができる環境ならRPAツールを開発するのも選択肢のひとつですが、無理にRPAツールでスクレイピング機能を実装しようとするとトラブルを招きかねません。

もし、自社でのRPAツール開発にお悩みの場合はオーダーメイド制作サービスの「RaBit」をご検討ください。

「RaBit」は、オーダーメイドで定型業務の自動化をサポートします。
スクレイピングによる情報収集はもちろん、加工や分析の自動化にも対応可能です。サポート体制も充実していますので、ご安心ください。

 5.まとめ

5.まとめ

RPAとスクレイピングは似ているようで異なる機能です。

どちらも定型業務を自動化できますが、RPAツールならより幅広い作業を自動化できます。
そのうえ、RPAツールを使ってスクレイピングを実行するのも可能です。

RPAツールを使ったスクレイピングをお考えの方は、ぜひオーダーメイドで制作できるRPA「RaBit」をご検討ください。
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